8月8日(水)霧
愛とロマンの8時間コース
◇おはよう
5:30
目が覚める。となりのいびきであまり眠れんかったorz
ウインドブレーカー探したけど、ない?
あれあれ?
5:44
それまでに朝食をたべて、皿洗って準備せねば。
けっこう時間足りなめ。
何も持ってきてなかったので、ツーリングブーツに、皮パンでいく。
トレッキングの格好じゃなくたって、なんとかなるら。
スニーカージーンズから本格的トレッキングな格好までさまざま。
桃組リーダー
人数が19人と多いので、グループを2に分けることになった。
そして勝手につけられた名前が、アホ組。
参加者が多いと、桃組、岩組、猫組、アホ組と適当に名前をつけられるんだって。
アホ組メンバーは
リーダーkyu
スティード乗りニッシン
星観荘からやってきたもっちゃん
礼文といえばダンさん
親子2人で参加、母さんとえりちゃん
登山家副ちゃん
カメラマンくぼさん
女の子なのに友蔵
と、よっしーの10人。
名前を覚えるのが苦手なんで、すでにいっぱいいっぱい。リーダー大変だ。
それに4時間コースの倶知安小学校からやってきた、たっちゃん達。
バスに揺られ、50分。
貴重な睡眠時間w
6:44
礼文最北端のスコトン岬に到着。
最先端までいって集合写真だ。
ここから問題が。
ぎりぎりの時間なのにのんびり写真なんか取ってしまったのが後々に響くとも知らず・・・
◇出発
7:11
天気は最悪、霧雨のなか。
出発直後にフェリーであったバイク乗りに出会った
いまから8時間コースいってくるよー。
廃校の小学校を横に、あるいていく。
ダンさんは役場の関係の仕事してて、コースや植物、礼文島に詳しいノダ。
歩き方や注意する点も説明してくれて、とっても頼りになる!
一度海岸にでて、また上る。細い散策路をあるく。
昨日までの雨で足場は最悪。
どろどろですべる。
途中に機械が設置されてる。通った人数をカウントしてるものなんだって。しらないところでチェックされてるノダ。
いろんな花の写真をとりながら、1つ目のポイント、ゴロタ岬へ。
晴れてれば絶景なんだけど、霧雨で何も見えず。
もっちゃんいわく、霧も礼文らしい。
なるほどそう考えればいいんだ。
ここから下りの階段。
降りるときに手を挙げて、衝撃を和らげるのがいい、とのダンさん談。
おいしょおいしょ!
ここからの眺めで海岸線が見える!
やった!晴れろ〜
岩場の海岸線〜そして砂浜に変わる。
この海岸で穴あき貝を拾う。
他の貝に食われたって説と、人手に食われたって説があるんだって。
同じような大きさで、機械で開けたように丸い穴が不思議だ。
いくつか拾ってく。
9:27
その先の港で4時間コースの4人とお別れ。
礼文の各地にあるトイレは清掃されていてきれい。
さすが、観光がメインの島だ。
所々にあるオブジェが楽しい。
スニーカーとジーンズはどろどろびしょびしょで大変そうだ。
ツーリングブーツとEXジーンズは防水で意外に行ける。
10:05
連絡ポイント1、澄海岬。
25分遅れで到着、電話連絡をおこなう。
「アホ組リーダーkyuです。到着しました」
ちょっと上れば澄海岬なので、寄り道した。
霧も晴れて見渡せる。
今日一番の絶景だ(これでも)
看板も楽しい。
10:19
住宅の脇道を通って(本当に建物と建物の間!)8時間コースを進む。
車が取れる道にでる。
道の脇策が見える、ちょっと先にもお茶畑のような、島になってるのが見える?
「ダンさん?これはなんですか?」
と聞けば説明してくれたさすが!
植林をしてるのだとか。
いまは低層な笹ばかりだけど、昔は礼文も森林があったそうだ。
捕鯨で油をとるための燃料に伐採されたり、山火事などがあって、なくなった森を取り戻すとか。
そのための風よけ、冬に雪を地表にとめて、地表の温度低下を防ぐためだとか。
なんていったっけ、この環境で自然な状態で一番最適な種類の木はなんなのか、手探りで調べてるところらしい。
(礼文の航空写真、googleマップとかでもはっきりと見えてる)
ガンコウラン。
道の脇に黒い実がたくさんなってる。
花を見つけるとすぐ解説してくれるダンさんが素通り。
気になるな。
と、もっちゃんがガンコウランっていって食べられるとこっそり教えてくれた。
そのとたんみんなで食べだすw
甘くておいしい。
ジャムにしたりお酒造ったりするんだって!
この先に下に向かう召国集落への分かれ道がある。
霧が濃かったりすると間違えかねないポイント。
よっしーは飯し食う?と聞き間違え、「もう食事?」と間違えてたり、あはは。俺も最初飯?と聞き間違えたよw
間違えると1時間のタイムロス。昔間違えたグループがあって、藪の中書き分け戻ってきたらツタウルシでかぶれて大変なことになったらしい。
ツタウルシって??
これもダンさんが教えてくれた。
3枚のつやつやした葉っぱがでてるのがそれ。
かぶれるとかゆくなって炎症を起こし、かゆくて掻くと広がって組んだそうだ。
大変だな・・
時間が押してきてる、30分ほど遅れ気味。
先に昼ごはんを食べるかどうか、予定ではあと1時間くらいあるのだ。
この先に禿山のいい場所があるらしい。
11:22
ここは大勢の人が踏み入って、ガンコウランなど踏み付けに弱い植物が生えてこなくなったそうだ。
これが自然に復活するには何十年もかかるんだって。
防ぐために全面的に立ち入り禁止にするとか、ロープを張るとかという意見もある。
が、何十年先になるかわからないのを立ち入り禁止で解決させるよりは、なぜこうなるのか、なぜダメなのか、どうしたらいいのかを知ってもらう、
(ダンさんがいま説明してくれてるみたいに)をするのがいいと話してくれた。
たしかにそうだね。
食事するとペースが落ちる、天気の悪かったときはこのずっと先まで引っ張ってて、そこで食べたとも。
ということなので、予定通りさきのところまで進むことになった。
ここから森のなかへ。
晴れた日は森の木陰がとてもいいんだって。
今日は曇りだが、森の中も気持ちいい。
森林浴。
つるっ!
木の橋を渡ったときに、滑ってしまった。
ぼとっ!
・・・ペットボトルおとした。
俺の水分が・・・
川は浅いが谷の底・・・届かない。
あーあ、霧雨なので水分はいらないけど、沢にゴミ出してしまったな・・・
昨日までの雨でこんな所もわたらなきゃ行けない。
防水ブーツなら平気!
◇お弁当
12:36
予定通りはげ山についてお弁当!
すでに腹ぺこ、このときを待ってた!
これが桃岩荘おりじなるな圧縮弁当だ。
自己紹介しながら弁当を食べる。
そして、ここでダンさんがさりげなく、
「タケノコニョッキをすることにしてるんです」
と突然始まったタケノコニョッキ!
にょっきっき!
1ニョッキ!
2ニョッキ!!
あはは、こんなに楽しいとはおもわんかったw
勝ち残った人には、ダンさんからお菓子のプレゼント。疲れた体に最高!
後から考えたら休憩で冷えた体を温めるため、もあるのかな??
尾根を伝って「砂すべり」へ。
海岸が見えた。
すごい!
山側には滝も見える。
砂すべりって、柔らかい土、砂、小石で一歩歩くとずずずっって3歩分くらい滑っていくのだ。
楽しい。楽しすぎる!!
みんな大はしゃぎ。
もう一回登って滑り降りたくなるくらいだよ。
海岸沿いをすすみ、岩の上をぴょんぴょん跳びながら進む。
すぐ横は何十メートルもの崖。
雨のおかげで出現した滝だ。
ちょっときれい!
◇礼文の花たち
よく見るとたくさんの種類の花がある。
元々あるものほほかに外からやってきたものもあるんだって。
一人であるいてたら絶対に気がつかないなぁ。
ツリガネニンジンがきれい。エゾカワラナデシコは白いのやピンクもある。
◇第三連絡ポイント
14:06
漁港だけがある集落だ。
食堂ひと休み。
ここは携帯がつながらないので、黒電話を借りて電話。
水道があり、水が飲める!やっと水にありついた〜おいしい!!
休憩、ダンさんのフルコース教室開催!
桃岩荘の踊りを踊る、楽しいなぁ。
ここからは集落への道を登る。
なんでもここの人はバイクでいてるんだって。
これくらいならオフ車ならこれくらい行ける・・・と思ったら、タンデムだって!?
すご・・
ところどころにタイヤの跡、途中にバイクが止まってた。これかな?
ここから林道へ。
今の礼文島8時間コースはここまでなのだ。
実はまだ2時間以上歩くので本当は10時間コース。
クワのみを発見。もっちゃんこれ食べられるよね?
酸味があっておいしいぃ。
休憩、そして第3回ニョッキ大会。
やっと勝ったぞ!(^^)
そして、その先に礼文薄雪草(エーデルワイス)群生地。
白い部分はがくで、その中にある黄色いのが花なんだって。でも枯れてる。
ちょっと遅かった。
さあ、残り少しがんばろう!
17:20
◇ラストチェックポイント
林道出口。
「8時間コースあほ組リーダーkyuです。最後のチェックポイントに到着しました。全員元気です。どうぞ」
第4回ニョッキ大会。
そして桃岩タイムトンネルをくぐり、桃岩荘へ。
最後はみんなで手をつないで帰還
「おかえりなさーいい」
「たっだいまーーーー」
ぎんぎんぎらぎら夕陽が沈む ぎんぎんぎらぎら日が沈む〜♪
18:00
たっだいま!!
つづく